MENU

ERPによるロジスティクスのリエンジニアリング

ERPを活用して企業のロジスティクス業務を改善していくアプローチはさまざまなパターンがある。
手作業で行っていた作業をコンピュータ化することからはじまって、計画機能を強化すること、実績を計画に活かす仕組みを作ること、計画サイクスを短サイクル化すること、異常処理を監視してすばやく改善することなどである。

 

これらの中からERPらしい具体的なリエンジニアリングのアプローチ例を紹介する。従来の企業情報システムでは、販売管理システムと生産管理システムは別々に導入されることが多かった。その影響で、両方の業務を橋渡しする役割を担う部署を置いている企業がある。営業管理部や業務部などである。ところが、調整業務を行う部署があるとかえって混乱することがある。情報伝達にタイムラグが発生したり、営業管理部の担当者が休むと商品が動かせないといった状況が発生したりするからである。また、営業管理部は営業と工場の対立の板挟みになりがちなため、担当者がフラストレーションを起こしていたりもする。

 

ERPパッケージでは販売管理と生産管理が統合されているので、企業内の仕組みさえうまく整理できれば、こうした中間的な役割の部署は必要なくなる。最終的には、販売会社から工場に直接オーダーが入り、営業部はマーケティング機能専任とすることだって夢ではない。